3‑1 長期休職を決めて、やっと机に向かえた
休職に入った直後、頭の中は罪悪感と劣等感でいっぱいでした。
- 「働かずに何もしない自分」への強烈な罪悪感
- 同期や後輩に追い抜かれる不安
復職の二文字がちらつくたび、参考書を開いても集中できない――そんな日々が続きました。
ところが “長期休職で腰を据える” と決めた瞬間、ふっと肩の力が抜けました。
何かに集中していないと不安に飲み込まれそうだった僕にとって、英語は「不安を忘れさせてくれる避難場所」だったのだと思います。
3‑2 英語学習を選んだ理由
- 転職や昇進に役立つかもしれない
- 点数という分かりやすい成果がすぐに見える
- 周りにできる人が少なく、上達すれば自信になりそう
- そもそも他にやりたいことが思いつかなかった
つまるところ、“英語以外にやりたいものが見つからなかった” というのが一番正直な理由かもしれません。
3‑3 TOEIC205点――ほぼゼロからの出発
中学レベルを押さえれば400〜500点は取れると言われるTOEICで、僕の推定スコアは 205点。実際の公開テストではなく社内の簡易テストですが、実力はご察しの通り――
- テストはほぼ全問分からず、マークシート式だから205点も取れている状態
- 形容詞と副詞の違いがあやふや
- 文型(SVC など)を5つ答えられない
- 単語帳『金のフレーズ』は9割が未知単語
「まさかここから710点まで伸びる」とは、この時の僕には想像もできませんでした。
3‑4 僕がやった勉強法
- YouTubeで“おすすめの教材”を探す
おすすめ動画でよく出てきた参考書を即購入。 - 参考書は王道3冊
- 単語帳:『金のフレーズ』+挫折防止に『銀のフレーズ』
- 文法書:『キク英文法』
- 完璧主義を手放す訓練
- 単語帳は意味を隠し、1秒で出てこない単語に付箋。1周目は付箋だらけでも気にしない――と言い聞かせても、めちゃくちゃ時間がかかり挫折しかけました。
- 文法はYouTube「ただよび」の講義→本で問題演習。
“動画で概要→本で定着”が自分には合った。
- 続けるハードルを圧倒的に下げた
- “3カ月でTOEIC700点”などのキラキラ目標は自分には無理。
- “毎日1分でもOK”をルールに。結果的に平均30分は机に向かえました。
今の結論:勉強法より“続く仕組み”の方が100倍大事。
3‑5 勉強開始10か月で485点
勉強開始から10か月、初めて公開テストを受験。結果は 485点。
「たった485」と思う方もいるでしょう。でも、205→485は大きな成果。
点数以上に “努力を継続すれば形になる” という確かな感触を得られたことが大きかったです。
3‑6 当時の僕に伝えたい3つのこと
- 人と比べなくていい
毎日1分でも、昨日の自分より前に進んでいれば成功。 - 失敗ではなく過程
失敗は行動している証拠。本当の失敗は途中で諦めること。 - ありがとう
苦しい状況の中、自分を信じて継続してくれたことに感謝。今の僕があるのは、あの頃のあなたのお陰です。
英語学習は現在も継続中。
これからも勉強方法の詳細であったり、成長過程を記事にしていこうと思います。
次章では、家計の見直しについて振り返ります。
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