休職したらまず「自立支援医療」を申請しよう

うつ病と診断されて仕事を休むと、心の不安に加えて「通院費を払っていけるのか?」という現実的な悩みがのしかかります。私自身、週1回の診察と薬代で月1万円近く出費し、「治療を続けられるか…」と途方に暮れました。そんなとき役立ったのが自立支援医療(精神通院)です。
この制度を申請すると、医療費と薬代が公的保険3割から原則1割
に軽減され、さらに所得に応じた月額上限が適用されます。家計の負担が大幅に減り、治療に集中できるようになる――まさに休職直後に最優先すべき手続きです。


申請は3ステップだけ

  1. 主治医に診断書を依頼
    診察室で「自立支援医療用の診断書を書いてください」と一言。費用は3,000〜5,000円ほど。声を出すのがつらい日はメモを渡すだけでも大丈夫です。
  2. 市区町村の窓口へ提出
    持ち物は①診断書 ②健康保険証 ③マイナンバー(または所得証明)。体調が悪い日は家族や友人に同行を頼んだり、窓口へ電話して「郵送申請できますか?」と聞くのも手です。手続き自体は10分ほどで終わります。
  3. 受給者証が届くのを待つ
    申請から約1〜2か月で郵送されます。届いたら病院・薬局で提示すれば、その日から1割負担+上限額が適用。受給者証は申請日から1年間有効で、更新も可能です。

つまずきポイントと対処法

  • 診断書代が高い…
    1割負担になればすぐ元が取れる“先行投資”と割り切りましょう。
  • 書類を集める気力ゼロ…
    まずは窓口に電話し、必要書類リストを聞くだけでも前進。お願いできる人がいれば遠慮なく頼ってください。
  • 病院を変えたらどうなる?
    受給者証に医療機関を後から追加届け出すればOK。転院や薬局変更のたびに使えなくなる心配はありません。

まとめ

休職直後は、動けなくて当然です。しかしこの1件の手続きだけで医療費の不安は大きく和らぎ、回復への環境が整います。

今日やることは「診断書をお願いする」の一歩で十分。
あなたの心と生活を守るために、ぜひ早めに動いてみてください。

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